2019年07月22日

学生トピックス
2019年度「マーケティング戦略」最終報告会 開催報告

6月5日(水)、「マーケティング戦略」(担当:余田拓郎教授)の最終報告会が行われました。本年度は、修士課程2年生22名が6グループに分かれ、三菱商事エネルギー営業第一部カーフロンティア事業部様、城南進学研究社様の経営課題に対し、マーケティングの観点から解決案をご提案させていただきました。

各社のテーマは以下のとおりでした。

  • 三菱商事エネルギーカーフロンティア事業部様:カーメンテンナンス予約のマッチングサイト「timy」の戦略提案

  • 城南進学研究社様:乳幼児向け育脳教室「くぼたのうけん」の集客課題とLTV(顧客生涯価値)向上課題への戦略提案

2か月に渡る準備期間では、有価証券報告書を活用した業界分析やフレームワークを使ったクリティカルシンキングから仮説を立て、依頼元企業や業界内関係者へのインタビューによる一次情報の収集やテキストマイニング等の統計解析から検証を繰り返し、これまで私たちが学んだ様々な方法論を総動員し課題へ取り組みました。

普段のケース論文で行っている机上の考察とは違い、実際に進行する実務へのリアリティのある戦略立案を経営部門へ行えたことは、生徒皆にとって大変貴重な機会であったと実感しております。また両社の関係者様へ今後の事業展開に向けた気づきの切欠を与えることができたことは、大きな自信となりました。

また、当コースの冒頭では博報堂第二プランニング局伊藤耕太様より、効果的なプレゼンテーションについて講座を行っていただきました。ここで私が学んだことは、プレゼンテーションとは「情報を伝えることではなく、聴き手の中に"価値観の変化"を創り出すことである」ということです。情報を伝えることだけであれば言葉だけでも事足ります。プレゼンテーションではあえて解読負荷を減らした文字数に落とし込み、一枚絵で分かるヴィジュアルエイドを活用することで、聴き手の想像力を誘発させ、"価値観の変化"を呼び起こすことができるとのことでした。最終報告会では、上記のアドバイスを活かしたプレゼンテーションが多くのグループで出来ていたと思います。

 この場を借りて、このような学びの多い機会を頂いた外部関係者の皆様、時間を割いてインタビューにご対応いただいた皆様等、ご協力いただいたすべての皆様に深く御礼を申し上げます。

修士2年(M41) 三宅 英

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