経営戦略集中コース

日程 2016年4月16日(土)、23日(土)、30日(土)
受講者登録期限 2016年3月25日(金)

経営戦略集中コースでは、経営者として、事業リーダーとして、さらにはスタッフとして、競争優位確立のためには何をどのように考えたらよいか、を明確にすることを目的とします。具体的には、企業のドメイン設定、企業レベルでの戦略、事業レベルでの競争戦略、戦略を実行する組織・仕組み、トップリーダーシップ、事業創造、ベンチャー事業経営、多角化戦略等、の様々な観点から、内外の代表的な企業の事例を用いて、ディスカッションします。

講師紹介

小林 喜一郎
教授

1980年慶應義塾大学経済学部卒業。1989年慶應義塾大学経営学修士(MBA)。1989年より1993年迄、㈱三菱総合研究所・経営コンサルティング部主任研究員。1996年慶應義塾大学経営学博士(Ph.D.)。1997年4月より、ハーバード大学ビジネススクールヘ留学。2000年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授、2006年教授。2001年~2006年フランスReims Management School客員教授。

磯辺 剛彦
教授

1981年慶應義塾大学経済学部卒業。1981年株式会社井筒屋。1991年慶應義塾大学経営学修士。1996年慶應義塾大学経営学博士。1996年流通科学大学商学部助教授、1999年教授, 2005年神戸大学経済経営研究所教授を経て2007年慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。この間、1997年スタンフォード大学ビジネススクールに客員研究員として留学。2008年(財)企業経営研究所所長。2010年よりAsia Pacific Journal of Management誌のSenior Editor、Journal of International Management誌のEditorial Board。1999年中小企業研究奨励賞(商工総合研究所)、2004年及び2006年Winner: Best Paper Awards (Asia Academy of Management Conference)、2010年義塾賞、国際ビジネス研究学会賞。

岡田 正大
教授

1985年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。(株)本田技研工業を経て、1993年修士(経営学)(慶應義塾大学)取得。Arthur D. Little(Japan)を経て、米国Muse Associates社フェロー。1999年Ph.D.(経営学)(オハイオ州立大学)取得。2002年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授を経て、2007年准教授、2013年教授。

コース内容

※教材、内容、講師等は直前に一部変更になる場合がございます。

第1回 2016年4月16日(土)/担当:小林喜一郎

ケース1 『インド・マドゥライのアラヴィンド眼科病院:視力への貢献』
わずか20床の病院としてスタートしたアラヴィント眼科病院は、1992年には1400床の総合病院へと成長した。それまでに、アラヴィンド病院グループは365万人の患者を検査し、約33万5000件の白内障手術を行っていた。その70%近くは、インドの失明者人口の中でも最貧層に無料で提供されていた。74歳になるアラヴィントの創始者、ヴェンカタスワミ医師は、インド、アジア、アフリカの隅々までアラヴィンド・モデルを広めることを目標としていた。新興国において急速に成長した眼科病院の事例を通じて、新興国でビジネスを始める時の困難は何か、制約条件が厳しい中でいかにして従来の常識を超えるのか、リーダーはどうあるべきか、日本企業は何を学ぶべきか、などを検討するケース。
ケース2 「ホールフーズマーケット」
半袖で、サンダル履きの、大学を中退した人間が愛、喜び、そして幸せを体現するような会社を築くことをできるのだろうか。「チェーンソー」・ジョン・マッケイはそれを成し遂げたのだった。このCEOはアパラチア山道をハイキングするために5カ月の休暇を取得した。さらなる実績としては、1 平方フィート当たり 690ドル の売上げをあげ、それはさらに上昇している。チームによる雇用を行い、採用には大多数である3分の2の投票が必要であった。1980年には、テキサスのオースティンに1店舗しかなかった店が、2004年には144店舗になっていた。『フォーチュン』誌では、アメリカで最も働きがいのある企業ランキングに、7年連続選ばれた。最終的な収益に基づくインセンティブ。モラールの調査。給与の最高額は平均給与の8倍を超えてはならないというルール。成熟業界において傑出した業績を生み出すための経営管理イノベーションとは何かを検討するケース。
レクチャー 「経営戦略の構図」

第2回 2016年4月23日(土)/担当:磯辺剛彦

ケース1 『ライフネット生命保険株式会社:生命保険を消費者の手に戻す』
ライフネット生命保険は2008年にインターネット専業の生命保険会社として創業した。設立したのは、日本生命を退職した出口氏とハーバードでMBAの学位をもつ35歳の岩瀬氏の二人だ。ライフネット生命は、20代から40代までの、子育て家族を支援するため、従来の保険料金を半額にすることや、生命保険業界ではタブーとされていた原価の公開、あるいはこれまでのセールディスプレイによる営業販売を止め、インターネットだけで商品を販売した。創業から6年目を迎えた当社の、これまでの歩みと今後の課題について考える。
ケース2 『みずほの村市場:農業を産業にする』
このケースは、茨城県つくば市で「株式会社みずほ」が運営する農産物直営所「みずほの村市場」について記述したものである。みずほの村市場の代表取締役である長谷川久夫氏は、「品質の高い農産物を生産し、それを適正な価格で販売し、生産者が再生産できるようにする」という思いで設立した。みずほの取り組みは、農業をはじめとする第一次産業だけでなく、多くの産業にとってもきわめて示唆に富む。
レクチャー 「経営戦略の考え方」

第3回 2016年4月30日(土)/担当:岡田正大

ケース1 『信越化学工業(要約版)』
総合化学大手が軒並み業績不振に苦しむ中、2002年度には8期連続で連結最高益を更新した。同社の創業以来の経営行動、取り巻く外部環境の変化、金川社長の経営哲学を記述している。持続的競争優位をもたらす源泉は何なのかを探るケース。
ケース2 『ヤマハ発動機㈱-経営理念と新興国船外機事業-』
ヤマハ発動機は世界最大の船外機メーカーである。同社は1960年代から開発途上国市場の開拓を進めてきた。本ケースは、同社の経営の基本的考え方の源泉をたどるとともに、特に船外機事業に焦点を当てて新興国・開発途上国市場における事業活動の変遷を記述している。
レクチャー 「企業の持続的競争優位と社会性」

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