高等経営学講座は、毎年夏ハーバード・ビジネス・スクール 等海外の諸大学から第一線級の講師陣を迎え開講しております。 2019年7月16日(火)~7月24日(水)〔8泊9日〕帝国ホテル大阪 にて、第64回高等経営学講座を開講しました。
Rawi E. Abdelal
ハーバード・ビジネス・スクール教授
Herbert F. Johnson Professor of International Management
SHarvard Business School
石田 一郎
株式会社朝日広告社
取締役 上席執行役員
長谷山 彰
慶應義塾長
浅川 和宏/
井上 哲浩(セミナー主管)/
大林 厚臣/
岡田 正大/
小林 喜一郎/
齋藤 卓爾/
坂下 玄哲/
坂爪 裕/
清水 勝彦/
高橋 大志(セミナー副主管)/
中村 洋/
山尾 佐智子(セミナー副主管)/
第64回高等経営学講座は7月16日から9日間の日程でスタートしました。今回のテーマは「拡がる競争、拡がるマネジメント」で、23業種・49社のトップ層80名の方々にご参加いただきました。
初日の慶應義塾の長谷山彰塾長による講演「慶應義塾と産学連携の歴史」に続き、2日目から総合経営、マーケティング、組織マネジメントなど多様な分野にわたり毎日2つのケース討議が行われました。
中日の5日目は前半の学びを振り返り、株式会社朝日広告社の石田一郎取締役上席執行役員を迎え、「SDGsの現在とコミュニケーション」と題し「SDGsの意義」「各セクターにおける動向」「SDGsのコミュニケーションとしてのSDGsブランディング」などに関してご講演いただいた後、積極的な質疑応答を含め、計1時間半にもわたり議論されました。
最後の3日間は、競争戦略および政府・国際経済の大家であるハーバード・ビジネス・スクールのRawi E. Abdelal教授が加わり、ポピュリズム、格差、グローバル化への対抗、極化、中国の新常態についてケース討議が行われました。最終日には「不安定化する世界」というテーマで、右派におけるポピュリズム、左派におけるポピュリズムの視点から、今後の世界情勢を熱く議論していただきました。参加者の満足度も非常に高かったと思います。
なお同セミナー最終日夜に三田キャンパスで開催されたAbdelal教授の特別公開講座も大盛況のうちに終了しました。
第64回高等経営学講座 主管 井上哲浩