2016年度KBS特別公開講座
「The Content Trap: A Strategist’s Guide to Digital Change」
(バーラット・アナンド教授/ハーバード・ビジネス・スクール)

開催情報

開催概要

欧米の新聞業界で業績の明暗を分けた鍵はなんだったのか。中国のインターネット複合企業テンセント社は、国民1人当たりGDPが米国の10分の1の国において、大部分が無料のオンラインサービスからどうやって莫大な利益をあげているのか。産業構造が激変する中、こうしたメディア産業のあり方や経営の行方、市場構造をどのように読み解くべきか。

ハーバード・ビジネス・スクールのバーラット・アナンド教授が、このような疑問について深い洞察と分かりやすい事例を紹介しながら解説します。高級文芸誌とポップシンガーのメディア戦略の驚くべき共通点を論じ、また大ヒット映画や身近なレストランの喩えによって、世界的なオンライン通販会社やストリーミングサービス企業が成功した秘密を語ります。

本講座は、メディア企業が経営環境の変化を先取りし、繁栄していくための革新的な理論的フレームワークについて、理解を深めていただく絶好の機会です。

開催日時 2016年8月3日(水)19:00~21:00(18:30開場)
会場 慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
会場アクセス
参加費 無料
定員 200名(先着順)
申込期限 2016年7月28日(木)15:00
その他 逐次通訳付

※定員数に達しましたので、申込みを締め切りました。

参加申込フォーム

講師紹介

Bharat N. Anand/バーラット・アナンド
ハーバード・ビジネス・スクール教授

ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のヘンリー・R.・バイヤーズ経営学教授で戦略部門に所属し、同校のオンライン教育プログラムであるHBXの教員総責任者。ハーバード大学のMOOC「HarvardX」の教員委員会メンバー。研究分野は、デジタル戦略、企業戦略、メディア戦略、メディア戦略。HBSのエグゼクティブ向けメディア戦略プログラムの創設共同責任者で、MBAプログラムの戦略コースの教員責任者をつとめている。また、HBSのCTAMエグゼクティブプログラムの共同責任者。50編を超える論文・ケースを著し、それらの多くは経済学・戦略論・マーケティング分野のトップジャーナルに掲載されている。世界中の多数の機関のコンサルテーションを行っており、各種メディアに業績が紹介されている。最近のデジタル・トランスフォーメーションに関する研究では、企業が直面する2つの戦略的チャレンジを深堀している:すなわち、消費者にとって広く手に入れることができる選択肢の中から「認識してもらう」こと、作り出したものに「対価を支払ってもらうこと」。近著の” The Content Trap: A Strategist’s Guide to Digital Change”は、ランダム・ハウス社から本年秋に出版の予定。
ハーバード大学から経済学士(優等)を、プリンストン大学から経済学博士号をそれぞれ取得。プリンストン大学では、Princeton Junior Society of Fellowsに推挙された。
また、HBSへの顕著な貢献に対して、HBSのGreenhill賞を受賞、HBSのBest Teacher賞を2度受賞している。

お問合せ

慶應義塾大学ビジネス・スクール イベント運営事務局
※お問い合わせ時間平日9:00~17:00
〒223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1
E-mail: event@kbs.keio.ac.jp

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