第55回高等経営学講座 開催報告

2010年7月26日(月)~8月3日(火)(8泊9日)帝国ホテル大阪にて第55回高等経営学講座を開講しました。1956年に慶應義塾大学がハーバード大学ビジネス・スクールと提携して開設したトップ・マネジメントのための「高等経営学講座」を、毎夏、ハーバード大学ビジネス・スクール等海外の諸大学から第一線級の講師陣を迎え開講してきました。今回の第55回講座までにその受講者は3,700名を越えています。

講師紹介

招聘教員

Jinho Chang 教授
韓国延世大学ビジネス・スクール

Bodo B. Schlegelmilch 教授
ウィーン経済大学

堀木 エリ子 氏 
和紙デザイナー

KBS講師陣

「グローバル化時代の戦略とマーケティング」

今回のセミナーのテーマ「グローバル化時代の戦略とマーケティング」は、企業のグローバル化が浸透した時代、またグローバル化の局面が新興先進国(BRICs等)を巻き込んだものに変質しつつある時代にあって、わが国企業がどのような戦略とマーケティングでこの時代に臨むか、という問題意識に立脚しています。
第55回目の招聘教員として、韓国延世大学のJinho Chang教授、ウィーン経済大学のBodo B. Schlegelmilch教授、和紙デザイナーの堀木エリ子氏、をお迎えしました。
Chang教授からは「サムスン電子:競争力と挑戦」、Schlegelmilch教授からは「グローバル・マーケティング戦略:現地適応とグローバル・シナジーの両立」というテーマで、グローバル化時代の競争環境、顧客環境、取引環境に加え、持続可能な発展を意識した戦略をどのように構築するか、またグローバル化時代のマーケティングをどのように構想・計画・実行するかについてご講演いただきました。
そして堀木エリ子氏からは「現代和紙の可能性:伝統と創造のマネジメント」について、情熱と迫力のあるご講演をいただき、受講生から大きな反響を得ました。

受講者の声

  • 前半のグローバルな市場環境の変化における企業M&Aは、新たな経済の見方など今後の自社の方向性を考えるために、大変参考になった。
  • 時間的密度が高く、テーマも広範囲にわたっていた。
  • グローバル化に必要なケースが様々紹介され、参考になった。コスト低減とブランディングによる価値向上戦略は今後の経営の参考としたい。
  • ケースメソッドは初めて経験させて頂く形だったので、グループの方々にも恵まれ、楽しませて頂きました。
  • 初めての経験であり、大変勉強になった。今後、日経新聞の読み方が深くなると思う。また、何らかの形で仕事にも反映できる。
  • 全般的にバランスの取れた内容のように感じた。

慶應義塾と韓国延世大学


Chang教授のセミナーの様子

延世大学と慶應義塾大学は交流の歴史が長く、1970年の交流協定締結以来、学生交換や教員交換のみならず、学部・研究科等の単位での個別交流やダブルディグリー・プログラム実施、また双方のキャンパスに相互にオフィスを設けるなど、幅広い交流を行っています。

(慶應義塾ホームページより引用)

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