第61回高等経営学講座 開催報告

第61回高等経営学講座 開催報告

高等経営学講座は、毎年夏ハーバード・ビジネススクール 等海外の諸大学から第一線級の講師陣を迎え開講しております。 2016年7月26日(火)~8月3日(水)〔8泊9日〕帝国ホテル大阪 にて、第61回高等経営学講座を開講しました。

招聘教員

Bharat N. Anand
ハーバード・ビジネス・スクール教授

冨山 和彦
株式会社経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO

 清家 篤
慶應義塾長
慶應義塾大学商学部教授、博士(商学)
専攻は労働経済学

KBS講師陣

浅川 和宏井上 哲浩太田 康広大林 厚臣岡田 正大小幡 績小林 喜一郎坂下 玄哲(副主管)坂爪 裕齋藤 卓爾(副主管)清水 勝彦(セミナー主管)中村 洋 余田 拓郎

激動の時代だからこそ、自らの「武器」を再発見する

第61回高等経営学講座は7月26日から9日間の日程でスタートしました。今回のテーマは「激動の時代だからこそ、自らの『武器』を再発見する」で、22業種・51社のトップ層91名の方々にご参加いただきました。

初日の慶應義塾の清家篤塾長による講演「バランスのとれた雇用、社会保障制度を構築するためのビジョン」に続き、2日目から経営戦略、マーケティング、組織マネジメントなど多様な分野にわたり毎日2つのケース討議が行われました。

中日の5日目は前半の学びを振り返り、株式会社 経営共創基盤 (IGPI)の冨山 和彦代表取締役CEOを迎え、「経営者は本当は何をする人なのか? ~グローバル化、第4次産業革命を生き抜くリーダーシップ~」と題し「あれか、これか」の意思決定の重要性をご講演頂いた後、1時間半にもわたるQ&Aが交わされました。

最後の3日間は、競争戦略およびネットワーク理論分野の大家であるハーバードビジネススクールのBharat N. Anand教授が加わり、多角化における内部プロセスの重要性、デジタル化時代のビジネスイノベーションについてケース討議が行われました。最終日には「コンテンツの罠:メディアのデジタル・トランスフォーメーションから得た教訓」というテーマで、「代替」「補完」という視点から「自社の武器」を見直す重要性につき、多くの事例を踏まえながら熱く語っていただきました。参加者の満足度も非常に高かったと思います。

なお同セミナー後に三田キャンパスで開催されたAnand教授の講演会も大盛況のうちに終了しました。

第61回高等経営学講座 主管 教授 清水 勝彦

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