第59回高等経営学講座 開催報告

高等経営学講座は、毎年夏、ハーバード・ビジネススクール等海外の諸大学から第一線級の講師陣を迎え開講しております。2014年7月27日(日)~8月4日(月)〔8泊9日〕帝国ホテル大阪にて、第59回高等経営学講座を開講しました。

招聘教員

Stephen P. Bradley
ハーバード・ビジネススクール名誉教授
William Ziegler Professor of Business Administration

松井 忠三
株式会社良品計画会長

 清家 篤
慶應義塾長

池尾 恭一
明治学院大学 経済学部教授
慶應義塾大学 名誉教授
商学博士(慶應義塾大学)

KBS講師陣

浅川 和宏 磯辺 剛彦 井上 哲浩(副主管) 太田 康広 大林 厚臣 岡田 正大 小幡 績 小林 喜一郎 坂下 玄哲(副主管) 坂爪 裕 清水 勝彦 中村 洋( セミナー主管)

激動の時代を「勝ち残る」ための経営イノベーション

天神祭の余韻が残る7月末から、第59回高等経営学講座は9日間の日程でスタートしました。今回のテーマは「激動の時代を『勝ち残る』ための経営イノベーション」で、異なる業種業界のトップ層96名の方々にご参加いただきました。

初日のオリエンテーションに引き続き、ほぼ毎日2つのケース討議が行われました。また今回は、新たな取り組みとして、より幅広いネットワークの構築を目的とし、6日目からグループ替えを行いました。

中日の5日目は、講演日でした。本学名誉教授の池尾恭一教授から日本型マーケティングの再構築について、慶應義塾の清家篤塾長から労働市場から見た日本の構造変化についての講演がありました。そして、株式会社良品計画代表取締役会長(兼)執行役員の松井忠三様より「良品計画の経営改革とグローバル展開」と題するご講演をいただきました。これらの講演から、受講生の皆様は多くの示唆を得られたのではないかと思います。

7日目からは、競争戦略および企業戦略の分野の大家であるハーバードビジネススクールのBradley教授をお迎えし、戦略的イノベーションについてケース討議が行われました。また、最終日には、「自社戦略を語れますか?」というテーマで、戦略構築の重要性につき、多くの事例を踏まえながら熱く語っていただきました。

最終日には終講式を迎え、和やかな雰囲気で9日間のセミナーを終えることができました。

第59回高等経営学講座 主管 中村 洋 教授

受講者の声

講義の合間に、簡単な体操でリフレッシュ

セミナー全般

  • 帝国ホテル大阪という場、8泊9日という期間、そして内容。全てがよく練られたプログラムだった。
  • ハーバードのケースを筆頭にレベルの高い教材、講義だった。
  • この9日間で一生ものの人脈ができたと感じている。

 Stephen P. Bradley 教授担当授業について

  • スピーディーな経営判断能力は、経営者にとって必須だと改めて感じた。
  • ストラテジーイノベーションの重要性を学んだ。
  • とにかく分かりやすかった。導入、話の進め方、クロージング、全てが納得感のある内容だった。

KBS教員担当授業について

  • 教員のファシリテーション能力と、限られた時間で与える情報量に感心した。
  • 講義を通じて意思決定の臨場感を体験することができた。今後の経営に活用できそうである。
  • 異業種のケースが新鮮で学びが多かったのはもちろんのこと、同業種のケースも自社・自分とは違った視点の気付きが非常に多かった。

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